2週間ほど前、、 12月15日、パンが天国に旅立ってしまいました。 14歳7ヶ月ちょっとの生涯でした。
パンは本当に俺にとって家族であり、親友であり、子供であり、そして優しい子でした。 生涯、人を噛んだ事は一度もありませんでした。 しつけはきちんと教えていたので、俺には厳しく怒られたりする事もありました。 パンが本気を出せば、俺の手に結構な怪我をさせるほどの噛む力があるはずなのに、そんな俺にも一度も噛みませんでした。 吠えて反抗したりも一切ありませんでした。 俺がソファーで横になってれば、パンはソファーの上に上がってきて一緒に横になるのが好きでした。 あぐらで座っていれば、足の間に入ってきて、丸くなるのが好きでした。 13年近くに渡り、毎日のように俺の布団で一緒に寝てました。 寒くなると、布団の中に入ってきて、俺もパンの体温であったかかった。 でも、少しすると息苦しいのか、「へーへー」言いながら布団から出てくるのが可愛かった。 イヌのくせに少しどんくさくて、ソファーに飛び乗ろうとして失敗して、困った顔で俺を見てたりした。 イヌらしく、ご飯と、お散歩はもちろん好きだったけど、 寝るよ!って言うと、テンションがあがって寝室に走って行く。布団で丸くなるのが好きだったみたい。 朝起きたら、布団の上にうんちが転がってるときがあった。 しつけとしては、ダメでしょ って叱ったけど、、 気持ちとしては怒ってなんてないし、汚くて嫌だとも思わなかった。 俺が疲れてたり、体調悪かったり、辛い気持ちの時も、 パンは短いしっぽをピコピコ振りながら、俺の所にきてくれた。 少し歳をとって、パンちゃんの口が くちゃい時もパンが顔をなめてくれるのが俺は好きで、 なめてくれるといつもありがとぉ〜!って言って、パンをなで回してあげた。 1年ほど前から、後ろ足の調子が悪くなり、半年前ぐらいからは後ろ足の麻痺で、一人で歩けなくなった。 自分で歩けないのが、自分でよく理解する事が出来ず、転んでパニックになったりもあった。 パンにイヌ用車椅子を買ってあげた。 最初はなかなか歩かなかったけど、車椅子に乗せて外に連れてったら、嬉しそうに歩いてくれた。 歳もあって、食も少しずつ減り、随分とやせてた。 耳も随分遠くなってた。 でも、前日まで元気だったみたいだし、天国に行ってしまう数日前も車椅子で、テケテケ歩いて、 俺の後を付いてきてくれたりした。 俺は死に目に一緒にいてあげられなかった。 もしかしたら、夜一人で辛くて怖かったかもしれない。 そんな時に隣にいてあげられなかった事を考えるとかわいそうで・・・・ でも、足が悪くなってたのと、耳が遠かったのを除けば、特に病気にかかることもなく、 最後まで元気だった。 闘病生活で、苦しい日々を何ヶ月や何年も過ごす事などは無く、 前日まで元気で、天国に旅立って行ってくれただけでもよかったと思う。 本当に無垢な心で、向き合ってくれて、パンには感謝の気持ちがいっぱいです。 それから、うちに遊びにきてくれた時に、パンと遊んでくれた全ての方々、 パンにとってそんな時間はとても嬉しかったと思うし、 パンの楽しかった思い出になってたと思います。 本当にありがとうございました。 まるで寝ているだけで、今にも起き上がってくれそうなパン。 そんなパンにお願いして、毛と爪を少しだけ切らせてもらった。 ずっと持っていようと思う。 最後のお別れの時、、、パンを抱きかかえて、、 ・・・・・・今まで本当にありがとうね。って声をかけた。
パンうちに来てくれてありがとう! 天国で元気に過ごすんだよ! Satsuki